漫画キングダムが好き!(※多少のネタバレを含みます注意※)

歴史

🏯 始皇帝とは?漫画『キングダム』で描かれる若き王の正体

大人気漫画『キングダム』の中で、信(後の将軍・李信)と並んで物語の中心を担うのが、若き秦王「嬴政(えいせい)」です。
彼は史実において、中国史上初めて“皇帝”となった人物であり、「始皇帝」として中華統一を実現した英雄です。

本記事では、彼がいかにして「戦国七雄」を滅ぼし、中華統一を果たしたのか、その歴史を滅亡の順番に沿って解説します。

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⚔ 戦国七雄を滅ぼした順番と年表

国名滅亡年(紀元前)概要
230年最初に滅んだ。秦と国境を接する弱国だった。
228年嬴政の出生地。王翦・王賁親子の活躍で滅亡。
225年王賁が水攻めで大梁を落とす。
223年項燕との激戦。信と蒙武の進軍。最も手強かった。
222年荊軻の刺客事件後、太子丹を討ち滅亡。
221年無血開城。唯一戦わずに統一が完了した国。

🗺 各国滅亡のドラマと秦の戦略

1️⃣ 韓の滅亡(紀元前230年)

秦の南東に位置する弱国。
当時、韓は他の六国よりも国力が乏しく、秦の侵攻に抗う力を持ちませんでした。王翦(おうせん)が攻略し、最初の統一対象として消えました。

2️⃣ 趙の滅亡(紀元前228年)

嬴政が生まれ育った地。
秦軍は李信の活躍を経て、王翦・王賁が総攻撃を仕掛け、首都・邯鄲を陥落。秦王政にとっては因縁深い勝利でした。

3️⃣ 魏の滅亡(紀元前225年)

秦の将軍・王賁が中心となり、大梁(現在の開封)を黄河の水攻めで包囲・攻略。
魏は水没し、降伏しました。この戦いは戦術的にも注目されています。

4️⃣ 楚の滅亡(紀元前223年)

もっとも苦戦を強いられたのが楚。
李信の先制攻撃は失敗し、王翦が60万の大軍で再進軍。項燕を破って楚を制圧しました。

5️⃣ 燕の滅亡(紀元前222年)

燕は、嬴政暗殺を試みた刺客・荊軻を送り込んだ国。
怒りに燃える嬴政は徹底的な討伐を命じ、遼東に逃れた太子丹らを追撃して滅ぼしました。

6️⃣ 斉の滅亡(紀元前221年)

中華統一の最後の国。
斉は外交に頼り、戦わずして降伏。ここに嬴政は七雄すべてを制し、歴史上初の「皇帝」を名乗ります。

👑 始皇帝の即位と制度改革

紀元前221年、嬴政は自らを「始皇帝(しこうてい)」と名乗り、新たな中央集権国家「秦」を築きました。

  • 郡県制の導入: 地方豪族を排し、官僚制度を整備
  • 貨幣・度量衡・文字の統一: 国内の流通・情報を統一化
  • 道路・運河の整備: 軍事・物流の迅速化
  • 万里の長城建設: 北方の匈奴に備えた防衛線

⚠ 始皇帝の死と秦の崩壊

紀元前210年、巡幸中の沙丘で急死。
遺言は改ざんされ、次男・胡亥が二世皇帝に即位。宦官・趙高と丞相・李斯による専制が始まり、農民反乱(陳勝・呉広の乱)が勃発。
わずか15年で秦は滅亡します。

🎌 キングダムの“その先”を知る意味

『キングダム』では、まだ中華統一は描かれていません。しかし、史実の嬴政はその夢を現実にした人物です。
彼の人生には、理想と犠牲、統一と崩壊という壮絶なドラマが待っています。

漫画から歴史へ。その先を知ることで、作品世界が何倍にも深く楽しめるはずです。

✅ まとめ

  • 始皇帝は戦国七雄を6国滅ぼし、紀元前221年に統一を果たした
  • 各国には異なる滅亡の経緯があり、秦の戦略が光る
  • 統一後の制度改革は現代中国にも影響を残している
  • 秦の崩壊は、「強すぎる統治」のリスクを示す歴史的教訓

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